競馬人気は徐々に回復傾向にあり、新規でも多くの方が競馬を楽しんでいます。
現地でグルメを堪能するのも良いですが、自宅で気軽に馬券を購入することもできます。
JRAの馬券を購入するためには、PATサービスに加入しなければなりません。
ただ、種類がいくつかあるのでどれを選べば良いのか悩む人も多いです。
ここでは、JRAの馬券をネットで購入する際におすすめのサービスについて紹介します。
大きく3つのサービスがある
JRAの馬券を購入する際に、ネットで購入するためには以下の方法で購入可能です。
- 即PAT
- A-PAT
- JRAダイレクト
それぞれに特徴があり、最適な方法を選ぶ必要があります。
各投票システムの概要について、以下のようになっています。
即PAT
参照元:https://www.jra.go.jp/dento/welcome/soku/
即PATは、JRA指定の銀行に口座を持っていることで即日加入できるサービスです。
その日から馬券を購入できるのが最大の魅力となっています。
後述しますが、A-PATの場合は口座開設まで時間がかかるので、最もスタンダードなシステムといえます。
即PAT会員の場合、パソコンだけでなくスマートフォンや携帯電話で馬券を購入することができます。
なお、ガラパゴス式のスマートフォンにも対応しているのも魅力の一つです。
利用時の決済は、以下の口座で行なえます。
- ジャパンネット銀行
- 楽天銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBIネット銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- auじぶん銀行
メガバンクからネット専業銀行まで、幅広くカバーしているのがよいですね。
申し込み自体も非常に簡単で、インターネット経由で行なえます。
発売時間中であっても入金や出金が自由に行えますが、1日で3回以上の入金処理をすると、都度15円の手数料がかかります。
加入については、勝馬投票券の発売時間帯(JRA、地方競馬、海外競馬)のみ受け付けています。
地方や海外競馬の馬券が買えるのも魅力的で、ナイターや深夜帯の馬券購入が可能という点も評価できます。
A-PAT
引用元:https://www.jra.go.jp/dento/welcome/a/
A-PATは、即PATの登場前からあるサービスです。
パソコンやスマートフォン、携帯電話のインターネット機能(iモード・EZweb・Yahoo!ケータイ)から馬券を購入することが可能です。
また、ネット投票だけでなくプッシュ信号の出る電話機でボタン操作によって馬券を購入できるプッシュホン投票も利用できます。
インターネット時代では、もう時代錯誤という印象ですが、どうしてもインターネットが使えない環境下では役に立つこともありそうです。
また、インターネット投票ではiモード・EZweb・Yahoo!ケータイに対応している点が評価できますね。
オッズや馬体重などの情報も取得できるのですが、専用ソフトは不要であり誰でもすぐに利用可能です。
即PATでは、対応口座を保有していればすぐに登録できるのですが、A-PATの場合は3ヶ月スパンで募集されています。
例えば、2020年夏の場合は以下のスケジュールで募集しています。
- 募集開始日 7月27日(月曜)
- 募集終了日 9月27日(日曜)
- 手続き書類発送日 10月7日(水曜)
- ご利用開始案内発送日 11月24日(火曜)
- ご利用開始日 11月28日(土曜)
登録するまでに3ヶ月以上かかってしまうのが、A-PATの難点です。
また、JRA指定銀行にA-PAT専用口座を新規に作成する必要があるのです。
指定口座は以下の9銀行で、さらに一部銀行で開設手数料がかかります。
金融機関名 | 口座開設手数料 | 手続き方法 |
みずほ銀行 | 不要 | 郵送 |
三菱UFJ銀行 | 不要 | 郵送 |
三井住友銀行 | 不要 | 郵送 |
りそな銀行 | 不要 | 郵送 |
東邦銀行 | 不要 | 郵送 |
第四銀行 | 1000円+税 | 店舗訪問 |
広島銀行 | 1000円+税 | 店舗訪問 |
福岡銀行 | 700円+税 | 店舗訪問 |
北洋銀行 | 1000円+税 | 店舗訪問 |
地方銀行の場合、1,000円かかりますし店舗に訪問する手間がかかります。
基本的な投票方法などは、即PATと同じです。
JRAダイレクト
参照元:https://www.jra.go.jp/dento/welcome/direct/
JRAダイレクトは、最も新しい投票システムです。
即PATやA-PATの場合、銀行口座から入金して競馬を楽しむスタイルを採用していますが、JRAダイレクトの場合はクレジットカードから入金して競馬を楽しめます。
対応しているクレジットカードは、以下があります。
- JCBカード
- 三井住友カード
- UCカード
- MUFGカード
- DCカード
- NICOSカードおよび楽天カード
ほぼ主要な日本のクレジットカードに対応していますが、VISAやアメリカン・エキスプレスなどが発行するプロパーカードでは利用できません。
また、上記カードであっても家族会員、法人会員、一部提携カード、給与天引きやコンビニエンスストア等での代行収納による決済方法のカードは登録できません。
他にも、デビッドカードは登録できず、あくまでもクレジットカードのみに対応しています。
登録の制限としては、クレジットカード名義とクレジットカードのご利用代金お支払い口座の名義が異なるカードは登録できず、1人1枚の登録に限定されているのです。
このような制限がありますが、クレジットカードで入金して馬券を購入できるのは魅力的ですね。
システムとしての制限としては、次のような点もあります。
システム利用料 | 100円(税込)/回 |
購入回数 | 3回/日 |
1回あたりの最低購入金額 | 1,000円/回(発売単位は「100円単位」) |
1ヶ月の利用限度 | 50,000円/月 |
50,000円/月の利用制限があるので、いくらクレジットカードの限度額が高くても実質的に無限での利用はできません。
他にも、3回/日の購入制限があり、最低1,000円の購入が必要です。
もし馬券が的中して払い戻しを受ける場合は、クレジットカードの引き落とし口座に以下のタイミングで入金されます。
銀行名 | 曜日 |
三菱UFJ銀行 | 月曜日中 |
三井住友銀行 | 月曜日中 |
みずほ銀行 | 月曜日午前中 |
ジャパンネット銀行 | 月曜日午前中 |
ゆうちょ銀行 | 木曜日中 |
その他の金融機関 | 月曜日中 |
JRAダイレクトに登録するには、 金曜日18時30分から土曜日17時25分、 土曜日19時30分から日曜日最終レース締切時刻までに申し込む必要があります。
即PATが最もおすすめ!
各投票方法でメリットやデメリットがありますが、やはり最もオススメなのが即PATです。
なぜオススメであるかというと、競馬開催中であればいつでも登録できる点にあります。
また、指定口座さえ保有していれば、10分程度で登録が完了します。
どうしても急ぎで登録したい場合、A-PATは3ヶ月かかりますし、口座開設手数料がかかる場合もあるので、その点も考慮すれば即PATがおすすめできます。
また、購入回数は300回/節、発売締め切り時間は発走時刻の1分前と直前の投票もできます。
JRAダイレクトのように月50,000円などの1ヶ月の利用限度もなく、また地方競馬も海外競馬の馬券も購入可能です。
さらに、JRAダイレクトでは1回あたり100円の利用手数料がかかりますが、即PATは無料です。
総合的に考えて、即PATがよりスムーズに登録できるのが魅力的です。
JRAダイレクトは、どうしても口座に資金がなくて比較的高額に馬券を購入する際だけに使う、などの使い分けをするのがよいでしょう。
即PATで競馬を楽しもう!
JRAの馬券をネットで購入する際には、即PATが最もおすすめの方法となります。
是非投票システムを登録して、自宅などで競馬を楽しんでください。